2022.07.22
県内外で感染者の増加が止まらないコロナ、岡山県では珍しく水不足の懸念等(昨日解除となりました)により、8月上旬に予定していた年長児クラスのプール参観を急遽7月21日・22日の2日間に分けて行いました。
当日は、急なお願いにもかかわらず、保護者の皆様が快く参加してくださり、拍手がいっぱいの温かい雰囲気の中で子ども達はいつも通り『皆で泳ぐことを楽しむ』ようすを観ていただくことができました。
本園では4・5歳児の水泳指導の目的を『呼吸をコントロールしながら浮いて進む水泳』としています。幼児期の水泳は、保育所保育指針や幼稚園教育要領等の幼児教育関係告示文の中ではあまり重視されてはいないものの、数多くの文献から、その重要性が示唆されており、昨今の災害や水の事故からもその大切さや必要性は明らかです。
本園の水泳指導は、水泳コーチの資格をもった職員が中心となって①園の設備に合わせた独自のカリキュラムを編成していること、 ②衛生面と安全面には特に配慮し、毎日の水を入れ替えと水質管理を徹底 していること、 ③コーチは園の先生なので子どもは安心して活動に参加でき、先生は一人一人に応じた声掛けや補助ができるという利点があります。何より、水という夏ならではの特別な保育材料を用いて計画的・系統的に指導を行うことで、そこで育まれた子ども達の確かな育ちが、秋以降の保育活動に良い影響を与えてくれます。
子ども達はこの参観をとおして、自身の頑張りや仲間と過ごした日々の積み重ねの成果から、大きな自信と充実感、そして達成感を得ることができました。今日、グライドキックを見事に習得した子ども達は来週からはいよいよ5歳児クラスの最終目標であるノーブレスクロールに挑戦します。
いつか御南まんまるこども園を卒業した園児の中から国を代表するスイマーが現れてくれることを夢に、一度きりしかない夏を子ども達と一緒に思う存分楽しんでいきたいと思います。