2022.05.19
３歳児から５歳児までが行っている地域の身近な自然を五感で味わい、センス・オブ・ワンダーの育ちや自然のサイクルへの理解、郷土を愛する心などを育んでいく笹ヶ瀬川プロジェクト。今年度の３歳児のプロジェクトがスタートしました。
初めての笹ヶ瀬川プロジェクト参加ということで子ども達は前週からとても楽しみにしていました。今年度初めての園外散歩なので「手をつないで歩く」「白線の中を歩く」「交差点では安全確認をする」など交通安全の約束をしてから出発しました。どの子も気をつけて歩いて行くことができていましたよ。笹ヶ瀬川に到着するとまず、自然散策で大切なワンダーパワー（五感＋心）を使うこと、危険生物についての話を聞きました。
まずは、保育者が子ども達にヨモギを匂ってもらったり、色・形を見てもらったりすると、勢いよくヨモギ探しのはじまり！園庭でもよく親しんでいたこともあり、すぐに「見つけたよ！」と教えてくれました。
その後は、面白いものや不思議なもの、大好きなものなどを探して散策スタート！タンポポの綿毛をふうー！と吹いたり、お花をたくさん集めたり、テントウムシやダンゴムシ、バッタなどを見つけたりして笹ヶ瀬川の自然を思いきり楽しみました。モンシロチョウを捕まえた時には、「チョキで持つんだよ！」とチョウにとって優しい持ち方を知っている子がほとんどで、友達同士教え合い、優しく人差し指と中指を使って持つことができていました。
草むらの斜面も、力強く登ったり、元気に滑ったりと、しっかりと体力もついており、園に帰る時間になっても、「まだ遊びたい！」と言う子がたくさんおり身体の成長も感じることができました。
園に帰った後は、「うまれたよ！モンシロチョウ」という絵本の読み聞かせを聞きました。今日捕まえたチョウが、どんな風に生まれてきたのか知ることができ、さらにチョウチョが大好きになったようです。また、チョウ（成虫）は花の蜜を吸うことを知り、チョウの虫かごにお花を入れて観察する姿も見られ、学びの広がりや深まりが楽しみだなと感じました。
初めての笹ヶ瀬川プロジェクトで、ワンダーパワーをたくさん使って自然を満喫し、笹ヶ瀬川の自然が大好きになった子ども達。園内とは違う笹ヶ瀬川ならではの自然環境でもセンス・オブ・ワンダーを育み、心も身体も成長していけたらと思います。
